こんにちは、ドングリ坊やです!
今回は、公園で伐採されたヒマラヤスギを製材・加工してみました。
スギという名前がついていますが、実はマツの仲間。建材としても利用される針葉樹です。

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1. ヒマラヤスギの基本情報
• 科名:マツ科(ヒマラヤスギ属)
• 種別:常緑針葉樹
• 分布:ヒマラヤ地域原産。日本では庭園、公園、街路樹などに植栽される
• 比重:およそ0.40〜0.50
ヒマラヤスギは真っ直ぐに大きく育つため、材として利用しやすい特性を持っています。
香りはマツのようで、針葉樹の中ではやや硬め。加工性は他のスギやヒノキに比べると少し難しいですが、その分しっかりとした質感を持つ木材です。

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2. ヒマラヤスギの成長と利用
日本の山には自生していませんが、公園や庭木としてよく植えられています。
市場に出回ることは少なく、珍材というほどではないものの、実際に手にする機会は多くありません。
真っ直ぐ伸びる幹は建材や造作材として適しており、家具やクラフト作品にも利用可能です。
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3. 製材と加工の過程
今回使った材は、公園で伐採されたもの。
板材に製材し、その中から木工品を試作しました。
• 切断:丸太を板に挽く
• 加工:形を切り出し、削り込む
• 仕上げ:研磨し、オイルで仕上げ
実際に加工してみると、針葉樹らしい軽さと同時に、マツに近い粘りを感じました。加工中は松脂のような香りがほんのり漂います。

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4. ヒマラヤスギの特徴と感想
• 加工性:やや硬めで、スギよりも刃物に抵抗感がある。ただし削っていて心地よさがある。
• 木目の美しさ:年輪がはっきりしており、仕上がりは明るく上品な印象。
• 香り:マツに似た爽やかな香りが漂う。
• 用途:家具材、小物、オブジェ、クラフト作品など。
今回試しに「木のバナナ」を作ってみましたが、硬さがありながらも仕上げると美しい光沢が出ました。
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5. 次のステップ
今後、このヒマラヤスギの板材を活かして:
• 木工アート作品
• 飾り棚や小さな家具
• 日用品やクラフト雑貨
などに加工していく予定です。
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まとめ
ヒマラヤスギは、日本の山では見られないものの、公園や庭木として身近に存在する針葉樹です。
加工してみると、スギやヒノキとはまた違った魅力があり、マツに近い質感と香りを楽しめる木材でした。
これからも、こうした「身近だけど市場では珍しい木材」を活かして、作品作りを続けていきたいと思います。
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