🌲 チーク・マホガニー・ウォールナットを加工してみた

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今日は3種類の世界的銘木──チーク・マホガニー・ウォールナット──を使って、小さなロボットのような木片を加工してみました。

どれも色・手触り・香りがまったく違っていて、木そのものの個性がはっきりと現れます。


🪵 チーク(Teak)

科名:シソ科(チーク属)

種別:広葉樹(落葉性)

分布:東南アジア(ミャンマー、タイ、インドネシアなど)

比重:約0.55〜0.69

特徴:

チークは油分を多く含み、水に強く腐りにくい木。船のデッキや高級家具に使われることで有名です。

加工中にもほのかにオイルのような香りが漂い、滑らかな手触りが印象的でした。仕上がりは黄金色に輝くような温かみのある色合いで、今回の3つの中では一番“やさしい雰囲気”を持っています。


🌹 マホガニー(Mahogany)

科名:センダン科(マホガニー属)

種別:広葉樹(常緑性)

分布:中南米、アフリカなど熱帯地域

比重:約0.50〜0.60

特徴:

深い赤褐色が美しいマホガニー。古くから高級家具やギターなどの楽器材として親しまれています。

削ると柔らかく、色味は光の角度によって表情を変えます。磨き上げるほど艶が増し、まるで生きているような温かみが出ます。一番この中では加工しやすく、柔らかいです。


🖤 ウォールナット(Walnut)

科名:クルミ科(クルミ属)

種別:広葉樹(落葉性)

分布:北米、ヨーロッパ

比重:約0.63

特徴:

“黒い木”として人気のウォールナットは、落ち着いた色合いと高級感のある風合いが魅力。

削っていくと、紫がかったチョコレート色の木肌が現れます。硬さはほどよく、刃物の通りも安定。加工精度の高さを求める作品にぴったりです。


🤖 小さなロボットたち

今回の作品は、どれも同じ形に削り出していますが、木の種類によってまったく違う表情になります。

チークは柔らかくて温かい顔、マホガニーは赤くてエネルギッシュな顔、ウォールナットは静かで深みのある顔。

並べるとまるで兄弟のようで、積み上げると不思議なバランス感が生まれます。

小口面

✍️ 感想

3つの木を同じ形に加工することで、それぞれの“性格”がよく分かりました。

木って本当に面白い。

どの木にも「癖」や「個性」があって、削っているとまるで会話をしているような感覚になります。

こうした小さな試作を重ねることで、今後の作品づくりに活かしていきたいと思います。

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