梨の木を製材してみた

木の話

梨の木を製材してみた ~伐採から製材までの記録~

こんにちは!今回は「梨の木」をテーマに、伐採から製材までの一連の体験をお届けします。果物の木として馴染み深い梨ですが、その木材としての魅力や可能性に改めて注目してみました。ぜひ最後までお楽しみください!

  1. 梨の木とは?基本情報をチェック!

梨の木は、バラ科ナシ属に属する落葉高木で、果実を収穫するために日本各地で栽培されています。果樹としての歴史が古く、私たちの生活に深く根付いている木でもあります。今回後継がいないため、梨農家さんの木を伐採することになりました。

木材としての梨は、硬くて緻密な性質を持ち、木肌が滑らかで美しいのが特徴です。そのため、古くから道具の柄や工芸品、家具などにも使われてきました。果樹として役目を終えた木が、新たな形で活躍する姿はとても魅力的です。

  1. 梨木材の特徴

梨木材の最大の特徴は、きめ細かく緻密な木目と、美しい淡黄色の木肌です。硬くて加工が難しい一方で、その耐久性と仕上がりの良さから、仕上げたときの達成感は格別です。

特に梨の木は、木目が均一で狂いが少ないため、細かい加工が必要な彫刻や精密な部品にも向いています。また、硬さと滑らかさがあるため、手触りも非常に心地よく、作品の魅力を引き立ててくれる素材です。

  1. 実際に梨の木を切ってみた感想

伐採

今回伐採したのは、果樹としての役目を終えた梨の木です。まずはチェーンソーを使い、慎重に立木を切り倒しました。梨の木は非常に硬く、切断時に工具にかかる負荷の大きさに驚きました。年輪の詰まり具合からも、その密度の高さを実感しました。

製材

伐採した木を簡易製材機で板材に加工しました。切り口から現れた木目は緻密で均一。淡い黄色がかった木肌がとても美しく、この木がどのように作品として生まれ変わるのか、作業中から期待が膨らみました。

梨の木は硬いため、刃の角度や切るスピードを細かく調整しながら慎重に進めました。製材が終わった後、手に取った板材の滑らかさと重量感に、梨の木の持つポテンシャルを再確認しました。

  1. 梨の木と暮らしの繋がり

梨の木は、果樹として私たちの生活を支えてきただけでなく、その木材もまた、私たちの暮らしに密接に関わっています。家具や道具、装飾品など、さまざまな形で梨の木が活用されてきた背景には、その優れた性質と美しさがあります。

また、果樹として役目を終えた木を製材し、新たな形で再生させることは、資源を無駄にせず自然との共生を目指す一つの方法です。今回の製材で得た板材も、これから暮らしの中で息づく道具や作品へと変わっていく予定です。

  1. 次回予告

今回伐採・製材した梨の木材を使って、次回は小物や装飾品を製作する予定です。例えば、木の特性を活かしたカトラリーや箱、さらにはインテリアにも使えるアートピースを考えています。動画と共にその制作過程をお届けする予定ですので、ぜひお楽しみに!

梨の木が果樹から素材へと形を変え、さらに新たな作品として命を吹き込まれるまでのプロセスを、一緒に体験していただければ幸いです。

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