先日、ホオノキの板を使って“木のバナナ”を作ってみました。
このバナナ、もちろん食べられません。
でも、手に取ると、どこかほっこりする。そんな“くだらない道具”です。

🌳ホオノキってどんな木?
ホオノキ(朴の木)はモクレン科の広葉樹で、日本の山に自生しています。
とても素直で削りやすく、刃物の通りもなめらか。
木工初心者にも扱いやすい木のひとつです。
柔らかくて軽いけれど、ほんのり粘りがあって割れにくい。
そして、木肌には優しいツヤがあり、磨くとしっとりとした光沢が出てきます。
🔨削り出し~着色まで
最初は無垢の状態で削り出し。
表面の手触りを確認しながら、少しずつ少しずつ、バナナの曲線を出していきます。
途中、ヘタの部分で何度か手が止まりましたが、そこも含めて楽しい工程。
仕上げに、先端とヘタを焦がしてみると…一気にバナナらしさが出てきました。
最後にオイルをすり込んで、しっとりツヤのある“木のバナナ”が完成!

🌱くだらないけど、全力で
こういう「役に立たないもの」を本気で作るのが、僕の楽しみ。
用途がないからこそ、自由な発想で作れる。
ホオノキはその“自由さ”にぴったりの木でした。
どこかに飾ってもいいし、ポケットに入れてもいいし。
持ってるだけで、ちょっと笑ってしまう。そんな小さな木の作品です。
✍️まとめ
- 使用木材:ホオノキ(朴の木)
- 特徴:柔らかくて加工しやすい/磨くと美しい/ほんのり甘い香り
- 作品名:つかえないバナナ
また面白い作品ができたら、ここで紹介していきます。
くだらないけど、なんかいい。
そんな木の世界、これからも掘っていきます。
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