
先日、手に入れたメグスリノキを製材してみました。
メグスリノキ(Acer nikoense)は、日本固有のカエデ科の落葉広葉樹で、その樹皮を煎じて目の洗浄や健康茶として利用することで知られています。
今回は、この木を実際に挽いてみた感触や木材としての特徴について記録しておこうと思います。
メグスリノキとは?
メグスリノキは本州の山地に自生し、比較的成長が早い木です。名前の通り、樹皮が古くから薬用に使われてきました。
木材として市場に流通することはほとんどありませんが、興味深い特徴を持っています。
• 分類:カエデ科(ムクロジ目)
• 比重:0.55〜0.65(やや軽め)
• 木理:通直で加工しやすい
• 色味:淡い黄白色〜赤みを帯びた褐色
• 用途:細工物、小家具、器具材

原木の状態
今回入手したメグスリノキは、直径15cmほどの丸太で、伐採後数ヶ月経過していました。
樹皮にはメグスリノキ特有の縦に走る裂け目が見られ、手で触ると少しざらついた感触です。
木口を確認すると、環孔材ではなく散孔材に近い木理をしており、導管が均等に散らばっているのが分かります。
割れやすい木ではないものの、乾燥時の狂いが出るかどうかは、今後の経過を見ていきたいところです。
製材開始
今回は**帯鋸(バンドソー)**を使って厚み30mmほどの板に挽いていきます。
刃の通りは素直で、削り粉は細かく、乾燥していない割にはスムーズに切れる感触でした。
挽いた直後の木口を観察すると、カエデの仲間らしく繊細な木目が現れました。
特に、柾目の部分には淡い光沢があり、磨けばしっかりとした艶が出そうです。
ただし、製材後すぐに木口にシーラーを塗らないと、乾燥割れが入りやすそうなので、注意が必要です。
乾燥と今後の活用
今回挽いた板は、桟積みしてじっくり乾燥させる予定です。
メグスリノキは乾燥が進むと若干縮む傾向があるので、様子を見ながら進めます。
使い道としては、器や小箱、カトラリーなどの細工物に向いていそうな印象でした。
軽くて加工しやすいため、今後は小さなスプーンやお盆を作るのも面白そうです。
まとめ
メグスリノキの製材を試してみて、以下のような特徴が分かりました。
1. 挽きやすく加工性が高い
2. 淡い光沢があり、仕上げ次第で美しくなる
3. 乾燥時に若干の狂いが出そうなので注意が必要
4. 小物加工に適している
今後、乾燥後の変化や実際の加工過程についても記事にしていきたいと思います。
この木の魅力をさらに引き出せるよう、色々と試してみます!
メグスリノキは流通量が少なく、意外と知られていない木ですが、実際に触れてみるととても面白い素材でした。
もし機会があれば、また別の使い方を模索してみようと思います。
次回は、乾燥後の状態や、実際に加工してみた感想をお届けします!
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